愛育クリニックは、平成27年2月1日、愛育病院の芝浦地区移転にともない、旧病院の南麻布の建物を利用して同日に開業いたしました。
母子愛育会の理念に沿って、「母と子にやさしい医療」を目指し、芝浦の愛育病院と緊密な連携を取りながら、母子の医療と保健のための活動を主としておこなっております。
当クリニックは外来部門のみですが、産婦人科、出生前診断科、周産期メンタルヘルス科、小児科、母子保健科、小児精神保健科、皮膚科、女性内科・内科、歯科などの診療科があります。
分娩や入院診療は愛育病院にておこなわれますが、妊婦健診をはじめとする産前産後のお母様の体やこころのケアをおこない、思春期・更年期を含むさまざまなライフステージにおける女性の健康を守ります。
また、お子様の乳幼児健診、予防接種や急性・慢性疾患の診療のほか、さまざまな子育て支援を行っております。近年問題になっている子どものこころの問題にもしっかり対応いたします。
併設のインターナショナルユニットにおいては外国の方のための産婦人科外来を、小児科では英語の子育て相談外来を開設しています。皮膚科、内科、歯科はどなたでも受診可能です。
これからも愛育クリニックは「母と子にやさしい医療」とともに地域の皆様の健康を支えることを目指し、力を尽くしてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 渋谷 紀子
愛育病院は、上皇陛下のご誕生を記念して、昭和天皇よりの御下賜金をもとに昭和13年に設立されました。
当時の悲惨な母子保健の改善向上が目的で、昭和9年創設された恩賜財団母子愛育会が運営母体です。
平成11年からは東京都における総合周産期母子医療センターとして、母と子の幸せと、すこやかな子どもの成育のために質の高い医療と看護を提供してまいりました。
そして平成27年2月1日東京都港区芝浦に愛育病院は移転し、東京都港区南麻布は愛育クリニックとして開院いたしました。
私たちはより良い医療をめざし、患者さんのために力の限りを尽くしたいと思っておりますが、私どもの負担で行うことには限界があることも事実です。
日本の周産期医療・母子医療の方向性を示す病院・クリニックになるためにも、皆様方のお力をお借りできれば大きな助けとなります。
愛育病院、愛育クリニックへのご寄附は、両施設の運営母体組織である 社会福祉法人恩賜財団母子愛育会にて承っております。
多くの皆様のご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。