愛育クリニック婦人科では、不妊症に対する専門的な診断・治療を除く、ほぼすべての疾患に対応しております。また当院は港区が実施する区民検診（子宮頸がん検査）、ならびに子宮頸がんワクチン接種（シルガード9）を行っております。ご予約の上、おいでください。
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以下は当院での主な診療内容です。
コルポスコピー外来（子宮頸がん・体がんの精密検査）
（月・火・木曜 矢島医師）
子宮がん検査（細胞診検査）で異常を指摘され、受診を勧められた方の外来です。婦人科がん専門医が現在の状態を詳しく説明した上で精密検査（子宮頸がん検診の場合はコルポスコープ診、組織診、※子宮体がん検診の場合は組織診、エコー検査）を行います。多くは自然治癒を期待して経過を見ることが可能ですので、そのような方は引き続き定期的にフォローし、治療が必要な場合にはしかるべき医療機関に紹介致します。
子宮筋腫など子宮や卵巣に疾患があると言われた方へ
/月経痛がつらい、月経量が多いとお悩みの方へ
子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣のう腫など子宮や卵巣に腫瘍があると言われた方、またそれに伴うことが多いのですが、月経が非常に多い、月経痛がつらい、だらだらと長いなど月経異常と感じていらっしゃる方々のための外来です。まずは子宮や卵巣がどんな状態かを超音波検査（必要があればMRI）などで調べ、上記の疾患の有無、今の状態をご説明した上で、今後どうするかをご相談しましょう。「手術は最後の手段」として、なるべく月経症状を抑えつつ保存的に経過を見るという姿勢で対応します。
更年期症状でお悩みの方へ
突然カーっと熱くなる、突然汗をかく、月経が乱れている、疲れやすい、気力がわかない、うつうつとする、腟がヒリヒリする・・・40歳代後半から50歳代前半に多くの方が経験する症状です。まずはこれらの症状を起こす他の疾患を除外した上で、それがどの程度日常生活に影響しているかにより治療法を決めていきたいと思います。治療は保険診療内で行い、高額な自費診療は行いません。更年期障害の薬物療法としてはサプリメントをはじめ、漢方薬、女性ホルモン剤（ホルモン補充療法）が主体となります。どのように治療していくかご相談しながら決めていきたいと思います。
「ホルモン補充療法」については「学会のガイドライン」に沿って使用すれば乳がんや血栓症などのリスクはほぼ心配せずに服用できます。のぼせや抑うつ気分の改善、将来の骨粗しょう症（骨折）の回避、肌を若々しく保つ、腟の萎縮を防ぎ潤いを保つ・・・など多くのメリットもありますのでお気軽にご相談ください。
漢方専門医による婦人科漢方外来
（月・火・木曜日 矢島医師の婦人科初診/再診枠をお取りください）
更年期障害の治療のみならず、漢方治療については日本東洋医学会認定専門医（漢方専門医）がお体にあった漢方薬を処方します。更年期でなくても疲れやイライラ、頭痛など、いろいろな不定愁訴は起こりますので、そんな時漢方薬は有用です。漢方治療に興味がおありの方もぜひご相談ください。
腟や外陰部の炎症・性感染症
おりものが多い、おりものが臭う、陰部のかゆみが強いなどの外来です。自分の腟内の雑菌によるものと、外来性の細菌やウイルス性などによるもの（性感染症）があるので、しっかり検査をして、治しておきましょう。
子宮頸がん予防ワクチン接種
当院では子宮頸がんワクチン接種（シルガード9）接種を推奨しております。ご予約の上、おいでください。小学校6年生～高校1年生の女子は公費（無料）で接種が可能ですが、キャッチアップ接種と言って、かつて定期接種の機会を逃した世代の方で接種を希望される方はシルガード9を無償で接種できます。ただし2025年3月末日が期限で、3回の接種が必要ですので今年の9月末までに1回目の接種を受けましょう。
子宮頸がん予防ワクチンは子宮頸がんの原因となるHPVに対して、感染予防効果を持つワクチンです。
【販売名：シルガード9】
HPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型を予防する9価のワクチンです。
子宮頸がんの原因となるHPV型の約90％をカバーしています。
海外でも主流のワクチンです。
子宮頸がんはワクチンで100％予防できるわけではないので、定期的ながん検診も必要です。
| 対象 | 9歳 ～ 45歳 の女性 （中学生までは母子保健科の予約をお取りください） |
|---|---|
| 自費料金 (税込) |
1回につき 33,000円 |
| 回数 |
15歳未満：2回 15歳以上：3回 |
| 持ち物 | ①接種予診票
あるいは港区予診票 ②あれば母子手帳 |
港区民検診：子宮頸がん検診
当院は港区から委託を受けている港区民子宮頸がん検診施設です。所定の「受診券」を持っておいでください。
7月1日～翌年1月末日まで
避妊相談
特別な外来はもうけておりませんが、希望なさる避妊期間や方法にあわせて、低用量経口避妊薬（ピル）、子宮内避妊器具（IUD）、子宮内避妊システム（IUS） などを行います。
婦人科手術
愛育クリニックでは・・・手術依頼を行うことが可能です。また他の医療施設へのご紹介も行っております。
東京大学医学部附属病院 聖路加国際病院 虎ノ門病院
東京慈恵会医科大学附属病院 慶應義塾大学病院 国立がん研究センター中央
病院 がん研究会有明病院 国際医療福祉大学三田病院 済生会中央病院など
プラセンタ注射
プレママチェック
思春期外来
思春期は、子どもから大人の女性へと移行する大切な時期 です。
からだの変化に伴って、心も大きく変化する時期ですから、からだの変化や心のトラブルに悩む人が少なくありません。
当外来では、皆様の健康について共に考え、すこやかな思春期を迎えられるようお手伝いしたいと願っております。
※月一回土曜日にも診療を行っております。学校やお仕事で平日に受診できない方はどうぞご利用ください！