腹腔鏡下手術とは
全身麻酔下にお臍と下腹部に3~4か所の1~2cmの小さな穴を開け、そこからカメラや器具を入れて手術を行います。
開腹手術に比べて傷が小さいため、美容上優れており術後の回復も早く、早期退院・早期社会復帰が望めます。
卵巣のう腫・子宮筋腫それぞれに対して温存手術と全摘術がありますが、術式に関しては主治医の意見のもと、患者様のニーズに合わせて決定致します。
腹腔鏡下手術と開腹手術の比較
腹腔鏡下手術 | 開腹手術 | |
メリット |
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デメリット |
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当院では比較的大きな腫瘍に対しても可能な限り腹腔鏡下手術の適応としておりますが、限界を超える大きさでは開腹手術となったり、
腹腔鏡でも場合によってはホルモン療法で腫瘍を小さくしてからの手術をお勧めさせていただくことがあります。
腹腔鏡下手術では医療費自体は高くなりますが、良性卵巣のう腫や子宮筋腫においては保険が適用され、高額医療制度の対象にもなります。
治療の流れ
予約
お電話でご予約ください。医師の担当にご希望がございましたらその旨をお伝えください。
03-6453-7311 (電話受付:平日9時~13時)
初診
症状を主治医とよく相談したうえで必要に応じて検査を致します。
他院の紹介状やMRI画像をお持ちの方はご持参ください。(MRIは当院でも撮影可能です。)
再診(1回目)(初診外来と同時に行うこともあります。)
治療方針についてお話致します。
手術の方針となった場合、術式や手術日の相談をします。
術前検査(血液検査・レントゲン・心電図)を行います。
再診(2回目以降)
術前検査の結果をお伝えします。
問題なければ、手術の詳しい説明を致します。
入院
通常は手術前日に入院していただきます。
退院
腹腔鏡下手術では手術より2~3日目、開腹手術では手術より7~8日目の退院を予定しております。(ただし術後の状態により退院延期となることもあります。)
術後外来
お身体の状態をチェックします。
摘出標本の病理検査の結果を説明致します。
※以降の外来はご病気の種類や状態によって異なります。
ご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせください。