当院は産科医療補償制度に加入しています。

　わが国の分娩取扱い施設の99.9％が加入している無過失補償制度です。2009年1月に創設され、公益財団法人日本医療機能評価機構が運営しています。
　分娩に関連して発症した重度の脳性まひの赤ちゃんとその家族に対し速やかに経済的補償を行います。無過失補償のため分娩施設の過失がない場合や原因不明で赤ちゃんが脳性まひになった場合でも、要件を満たしていれば補償金が支払われます。 また第三者機関である日本医療機能評価機構が原因分析を行いますので、脳性まひの原因に関して客観的見解を知ることができます。さらに将来の同種事例の防止に役立つ情報を提供することで紛争の防止・早期解決、産科医療の質の向上を図っています。

　制度に加入している分娩施設から登録証が配布されますので、記入して分娩施設を通じて提出して下さい。控えは出産後5年間保管して下さい。

　※登録証が提出されていない場合は補償対象とはなりませんので、必ず分娩施設に提出して下さい。

　※掛金は保険者から支給される出産育児一時金等に上乗せされ、分娩施設を通じて日本医療機能評価機構に納付されます。日本医療機能評価機構が民間損害保険会社に保険料として支払います。

　①～③をすべて満たす場合です。

①　2015～2021年に出生したお子様：妊娠32週以降かつ出生体重1400g以上、または妊娠28週以降かつ所定の低酸素状況の要件を満たしている場合。
　　2022年1月以降に出生したお子様：妊娠28週以降に出生

②　身体障害者手帳１・２級相当の脳性まひ

③　先天性や新生児期の要因によらない脳性まひ

　制度の詳細は産科医療補償制度のホームページをご参照ください。
http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/pregnant/outline.html（外部のページです）