〒105-8321 東京都港区芝浦 1丁目16番10号
03-6453-7300
03-6453-7311

愛育病院

文字サイズ

-

+

看護部

NICU

部署紹介

新生児集中治療室とは、早産や低体重で生まれた赤ちゃんや、出生後に何らかの治療を必要とする赤ちゃんのための施設です。 当院の新生児集中治療室は、より集中的な治療・看護を行うNICU(=Neonatal Intensive Care Unit)12床と、 比較的安定した状態の赤ちゃんのための治療・看護を行うGCU(=Growth Care Unit)24床の2部門に分かれています。 それぞれNICUは総合周産期特定集中治療室管理料(看護配置3対1)とGCUは新生児入院医療管理加算(看護配置 6対1) を取得しています。

日頃から産科・M-FICUとの情報交換を定期的に行い、いつでも緊急の入院に対応できるように準備を整えています。早産の分娩や帝王切開には新生児科医と新生児科集中治療室の看護師が立ち会い、出生直後から集中ケアを開始します。

新生児集中治療室というと、たくさんの医療機器を装着した物々しいイメージがつきものですが、こうした治療に伴う苦痛や不快感、 ストレスを最小限に抑え、胎内にできるだけ近い環境を整え、赤ちゃんの反応を見ながらその成長・発達を見守り促進するためのケア (=ディベロップメンタルケア)を心掛けています。

予期せぬ入院は、赤ちゃん自身にとってもご家族にとっても危機的な体験となります。そこに寄り添い、赤ちゃんのご家族を中心としたケア(=ファミリーセンタードケア)に努めることも私たちの大切な役割のひとつです。 赤ちゃんのご両親がいつでも赤ちゃんと過ごせるよう、24時間面会に対応しております。 ご家族自らが「家族のスタートと発展ためのプロセス」に取り組むことができるよう、主治医・プライマリーナースとともに、すべての医師・看護師・コメディカルスタッフ(臨床心理士や社会福祉士など)が 協力し合っています。

退院後はフォローアップ外来にて、小児科と連携し継続的に成長・発達を見守ります。その他、1000g未満で誕生し、元気に退院した赤ちゃんたちの同窓会(ビーンズの会)や、 1,500g未満で誕生したお子様と家族のつどいの場(かるがも相談会)などのお手伝いも行っています。

ビーンズの会とは

ビーンズの会とは、愛育病院にて1000g未満で誕生されたお子さんを持つ親とその子どもたちの会です。
年に一回、開催され家族間で交流を深めています。

教育研究

病棟スタッフは、チームごとに新人職員のフォローを行い、知識と技術の向上に努めています。 新生児集中ケアの認定看護師も2名在籍しており、勉強会の開催や看護実践を通した指導を行っています。